「VMware vSphere 5.5になってから、WindowsのvCenterサーバーの場合、AD(Active Directory)参加が必須になった」という噂を聞きましたので、確認しました。
もしも
VMware 5.5からvCenterでAD参加必須だとしたら、なかなかVMwareの導入のハードルが上がってしまうと思うんですよね、、、
この噂の真偽を確かめねば。
レジュメ
VMware vSphere vCenter5.5ではWindows AD(Active Directory)参加が必須なのか?という噂
確認したのは、
- VMware vSphere 5.5 Update 1
についてです。
結論、vSphere 5.5 のvCenterではADは必須では無い
結論から言いますと、
VMware vSphere 5.5でWindows vCenterを導入した場合、ドメイン参加(AD参加)は必須ではありません。
vSphere のインストールとセットアップUpdate 1 vSphere 5.5
vCenter Server のインストールに使用するシステムがドメインではなくワークグループに属している場合は、vCenterServer のすべての機能が使用できるとはかぎりません。ワークグループに割り当てられている場合、vCenter Serverシステムは、一部の機能を使用するときに、ネットワーク上で利用できるすべてのドメインおよびシステムは検出できません。
つまり、vCenterサーバーはADドメインに参加していなくてワークグループでも良いということを意味しています。
(ただし、CenterServer のすべての機能が使用できるとはかぎりませんとありますが)
ワークグループでvCenterをインストールした後にADドメイン参加はあり?
こちらも、噂レベルで言うと、
「vCenterサーバーとADを連携させるためには、AD参加してからvCenterをインストールしないとダメだ」という通説があります。
しかし、上記VMwareのマニュアルを見ますと
インストール後に Active Directory ID ソースを追加する場合は、マシンがドメインに接続されている必要があります。
とあり、VMwareのマニュアル的には、vCenterをワークグループでインストール後、ADドメインに参加することも可能という風に表現されています。
しかし、この通説も誰かが痛い目をみたからこのようなIT業界に噂が流れているわけで、、、取り合えず構築時は安全とリスク回避のために今のところこの通説を守っています(自分は)。
通説の噂の真相もいつかは確かめたいところです。
vCenter Serve 5.1および5.5がサポートするADバージョンは?
VMware vCenter 5.1または5.5がサポートしているWindowsドメインはActive Directory バージョン 2003 以降です。
まあ、VMwareリリースとWindows Serverサポート終了時期を考えると、当然かもしれませんね。