VMwareにP2V(物理マシンから仮想マシンへ変換)する時は
- 物理マシンをイメージバックアップ
- イメージバックアップから仮想マシンにリストア
- 仮想マシンにVMware Converter実行
- クリーニング作業(エラー潰し)
を良く行います。(異なる手順もありますが)
このイメージバックアップをシマンテック製品の「Symantec System Recovery」を使用した時の話です。
2番の「イメージバックアップから仮想マシンにリストア」する時に、「Restore Anywhere」オプションが必要かどうかです。
結論、不要。Restore Anywhereに相当するのがVMware Converterの「Configure machine」処理です
シマンテック製品「Symantec System Recovery(以下、SSR)」には、「Restore Anywhere」というリストアオプションがあります。
これは、異機種間のハードウェアにリストアする場合に使用するオプションです。
今回、「物理マシン」から「仮想マシン」という異なるハードウェアにリストアしますので、本来は「Restore Anywhere」オプションが必要なのですが、今回の作業では不意です。
それはSSRの「Restore Anywhere」リストアオプションは、VMware Converterによる「Configure machine」の実行と同等の機能であるためです。
つまり、SSRでP2Vを行う時は、「Restore Anywhere」では無く「Configure machine」を実行すればOKです
SSRの「Restore Anywhere」を実行してリストアすると?
ちなみに、
SSRの「Restore Anywhere」オプションを使用しOSをリストアした場合どうなるかと言いますと
OSリストア後、初めて起動した時にWindowsミニセットアップのような「コンピュータのデバイスを検出して、インストールしています」という処理が入ります。
これはハードウェアが変わった為、ドライバを変える処理が入っているのです。
これと同等の処理を、VMware Converterによる「Configure machine」が行ってくれているわけですね!