fluentdをwindowsにインストール方法。Windowsでもfluentdが動作する

最終更新日付: 2020年9月3日

ログ収集ツール、fluentd(td-agent)をWindows上にインストールし
動作させる方法を紹介します。

ポイントは「checkout windows」です。
チェックアウトwindowsをしないと、Windowsでfluentdが正常動作しなかったケースがありました。

fluentdインストールの流れ

  1. Rubyをインストールします
    fluentdはRuby上で動作するプログラムです
  2. RudyのDevelopment kitをインストールします。
  3. Gitを使用しgitbhubからfluentdをダウンロードとします
    Githubはソース管理システムです、Gitコマンドを利用しダウンロードします。
  4. fluentdをインストールします
  5. fluentdの動作確認
  6. fluentdをWindowsサービス登録します

環境・前提条件

今回紹介する環境です

  • Windows server 2012 R2
  • Ruby 2.2.4 (x64)
  • DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx
  • Git-2.8.2-64-bit
  • fluentd-0.14.0

での構築例になります

1、RubyをWindowsにインストール方法

image

Ruby Installer for windows サイトからRubyをダウンロードし、インストールをします。今回は、

  • Ruby 2.2.4 (x64)

を使用します。
※ 残念ながらruby2.3.0では現バージョンのfluentdをインストールできませんでした

1-1、セットアップに使用する言語の選択

image

「日本語」を選び「OK」ボタンを押します

1-2、Ruby2.3.0-p0-x64使用許諾契約書の同意

image

「同意する」にチェックし、「次へ」ボタンをします

1-3、インストール先とオプションの指定

image

「Rudyの実行ファイルへ環境変数PATHを設定する」にチェックを入れて、「インストール」ボタンを押します

1-4、Rudy2.3.0-p0-x64セットアップウィザードの完了

image

「完了」ボタンを押します

2、RubyのDevelopment kitをインストール方法

image

Ruby Installer for windows サイトからRuby Development kitをダウンロードします。今回は

  • DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe

を使用します。(ダウンロードしたrudyに合わせて選択してください)

2-1、7-Zip self-extracting archive (自己解凍)

image

解凍先を「c:\ruby」とし、「Extract」ボタンを押します

2-2、config.ymlの編集

以下のコマンドをコマンドプロンプトから実行します

image

cd c:\ruby
ruby dk.rb init
notepad config.yml

作成された、config.ymlファイルをの編集します

image

先ほどrubyをインストールしたパスを追記します「- C:\Ruby22-x64」

2-3、インストール

image

コマンドプロンプト上で以下のコマンドを実行し、上記のようなinfo画面が出ることを確認します

ruby dk.rb install

3、Gitからfluentdをダウンロード。Windows版

Gitからプログラムをダウンロードするのに、gitコマンドをインストールし使用する方法になります。
(fluentd-0.14.0ではfluentd.gemspec内でgitを使用しているので必要になります)

3-1、Gitのダウンロード

imagecd

Git Downloadサイトから「Git」をダウンロードします。今回は

  • Git-2.8.2-64-bit

です。Gitのインストールをします

3-2、Git 2.8.2セットアップ

image

「Next」ボタンを押します

3-3、インストールフォルダの指定

image

「Next」ボタンを押します

3-4、コンポーネントの選択

image

「Next」ボタンを押します

3-5、スタートメニューフォルダの作成

image

「Next」ボタンを押します

3-6、PATH環境変数の調整

image

「Use Git from the Windows Command Prompt」を選択し「Next」ボタンを押します

3-7、ライン終了の設定をします

image

「Next」ボタンを押します

3-8、ターミナルエミュレータの設定

image

「Next」ボタンを押します

3-9、その他オプション

image

「Install」ボタンを押します

3-10、セットアップウィザードの完了

image

「Finish」ボタンを押します

4、fluentdをインストール方法

image

以下のコマンドを実行します。

cd c:\
git clone https://github.com/fluent/fluentd.git
cd fluentd
gem install bundler
bundle
bundle exec rake build
gem install pkg/fluentd-0.14.0.pre.1.gem --no-ri --no-rdoc

image

fluentdの操作・確認方法

コマンドfluentdの起動方法

cd c:\fluentd
fluentd -c c:\fluentd\fluent.conf

上記コマンドを実行し、

image

  • エラーがないことや (上記[warn]は転送先サーバーのが存在しないためOK。デフォルト設定のfluent.conf使用のため出力されている)
  • fluentdプログラムが落ちてしまうこと(プログラムが実行中のままであること)

などがないことを確認しておきます。

fluentd出力の動作確認方法。ブラウザからURLアクセステスト

デフォルト設定のfluent.confにある以下の記述の動作確認をしてみます

image

サンプルにあるように「http://localhost:8888/<tag>?json=<json>」をブラウザから実行してみます。
例えば、以下です

http://localhost:8888/debug.test?json={"test1":"test2"}

すると、以下のようにログが出力出来ることを確認できます。

image

コマンドfluentdの停止方法

image

コマンドfluentdを停止するには「Ctrl+c」で停止してください。

長くなってしまったので「fluentdをWindowsサービス登録します」はまた別記事で紹介します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です