WordPressサーバを一から構築インストール方法、AWS上で

最終更新日付: 2020年9月3日

以下の環境に、Wordpress環境を一から構築する方法を説明します。
今回の環境、各バージョンは以下のようになっています

  • AWS
  • Amazon Linux 4.4.8-20.46.amzn1.x86_64
  • httpd.x86_64 2.2.31-1.7.amzn1
  • mysql-server.noarch 5.5-1.6.amzn1
  • php.x86_64 5.3.29-1.8.amzn1
  • php-mysql.x86_64 5.3.29-1.8.amzn1

※ 現時点(2016/05)で最新バージョンをインストールしたい場合は、httpd24、phph56、mysql56-sewrver、php56-mysqlで読み替えてください

AWS上でWordpressサーバを一から構築する方法

  1. wordpressのサポートバージョン確認
  2. httpd,php,mysql-server,php-mysqlのインストール
  3. httpd起動と動作確認
  4. php動作確認
  5. mysqlの起動とパスワード設定と動作確認
  6. mysqlにwordpress用のデータベースとユーザーを作成 
  7. wordpressのインストール

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今回、紹介するのはサーバー周りのOSレイア作業までです(上記画面にアクセス出来るまで)。
wordpress画面によるセットアップは別記事で紹介します

1、wordpressのサポートバージョン確認

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2、httpd,php,mysql-server,php-mysqlをインストール

LinuxサーバーにSSHでアクセスし一般ユーザー(例えばec2-user)で以下を作業していきます。
※ 現時点(2016/05)で最新バージョンをインストールしたい場合は、httpd24、phph56、mysql56-server、php56-mysqlndで読み替えてください

apache(=httpd)パッケージをインストールします

sudo yum -y install httpd

phpパッケージをインストールします

sudo yum -y install php

mysql-serverパッケージをインストールします

sudo yum -y install mysql-server

php-mysqlパッケージをインストールします

sudo yum -y install php-mysql

インストール確認

sudo yum history

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4つのパッケージともインストールされている事を確認します。

3、apache(httpd)の起動と動作確認

apache(=httpd)の起動

sudo /etc/init.d/httpd start

※ もしもLinux OSを再起動して、自動でhttpdサービスが起動して欲しければ以下のコマンドを実行しておきます。

chkconfig httpd on

httpdの動作確認

以下のコマンドでテストhtmlページを作成します。

sudo sh -c "echo Hello > /var/www/html/index.html"

以下のコマンドでテストindex.htmlページにアクセスしてみます

curl http://localhost/index.html

「Hello」が帰ってきたらhttpdの動作確認完了です。

4、php動作確認

以下のコマンドを実行しテストphpページを作成します。

sudo vi /var/www/html/index.php

viエディタ操作でindex.phpに以下の一行を記載します

<?php phpinfo(); ?>

以下のコマンドで上記作成した「index.php」にアクセスし、phpからの大量の出力があることを確認します

curl http://localhost/index.php

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※ もし良ければブラウザからもアクセスしてみてphpinfo出力を見てください

5、mysqlの起動とパスワード設定と動作確認

以下のコマンドを実行し、mysqlサーバーを起動させます

sudo /etc/init.d/mysqld start

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※ もしもLinux OSを再起動して、自動でmysqldサービスが起動して欲しければ以下のコマンドを実行しておきます。

chkconfig --list | grep mysql

rootユーザーのパスワード設定

以下のコマンドでrootユーザーのパスワードを設定します。

/usr/libexec/mysql55/mysqladmin -u root password 'password'

’password’の部分を各自変更して下さい

mysqlの動作確認(アクセス確認)

rootユーザーでmysqlサーバーにアクセス出来る事を確認します

mysql -u root -p

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上記のように「mysql>」プロンプトが帰ってくればログイン成功です。
「quit」でmysqlからログアウトします。

6、mysqlにwordpress用のデータベースとユーザーを作成

例えば、wordpressに以下のデータベースを使用させるとしたら

  • データベース名:wordpress
  • ユーザー:aws
  • パスワード:password

以下のようなコマンドを実行します

mysql -u root –p

rootのパスワードを入力しmysqlサーバーにログインします。mysqlに対し以下のSQLを入力します

create database wordpress;

grant all privileges on wordpress.* to aws@localhost identified by 'password';

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※ この情報はwordpress画面でのセットアップ時に使用します!

7、wordpressのインストール

以下のコマンドで最新版のwordpressをダウンロードします

wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz

ダウンロードしたwordpressを解凍し、所定パスに配置します。

tar zxvf latest-ja.tar.gz

sudo cp -r wordpress/* /var/www/html/

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最後ファイルのにアクセス権・所有権を変更しておきます

sudo chown apache:apache -R /var/www/html

※ これを実行しないとwordpressのセットアップが上手く動きません(ファイルを書き込めないので)

wordpressの動作確認

パソコンのブラウザから今回セットアップしているAWS上のEC2に以下のURLでhttpアクセスします

http://****/

もしくは

http://****/wp-admin/setup-config.php

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上記wordpressセットアップ画面が出れば構築作業完了です。

もしも「お使いのサーバーのPHPではWordPressに必要なMySQL拡張を利用出来ないようです」と表示されたら

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もしも上記のような画面が表示されたら、php-mysqlパッケージがインストールされていない、
もしくはphp-mysqlパッケージが使えない設定状態になっています。
以下でphp-mysqlをインストールし、ロード出来るようにhttpdを再起動しましょう

yum install -y php-mysql

sudo /etc/init.d/httpd restart

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