例えば、
- Windows Server 2008 R2 Standardの搭載最大CPU数は4ソケット
になります。※ Windows Server 2012からもっと多くの最大64個のCPUまで搭載可能になっています。
VMware環境で、物理CPUコアを仮想マシンに割り当てた場合、通常CPU4コア以上のCPUは仮想OS(Windows Server 2008 R2 Standard)に認識されません。
VMware環境で、Windows Server 2008 R2 Standardに物理CPU4コア以上の割り当てをすることは出来ないのでしょうか?
結論、VMware仮想マシンの設定の編集で仮想ソケット数4、コア数2を指定すれば4CPU以上認識出来る
VMwareで「仮想マシンの編集」からCPUを選択し、例えば
- 仮想ソケット数、4ソケット
- ソケット当たりのコア数、2コア
を指定すればWindows server 2008 R2 Standardの最大CPU搭載数4を超えてCPUコアを使用することが出来ます。
※ 仮想マシンが停止した状態でないと編集できません。
環境・前提条件
今回試した環境は
- VMware vCenter 6.0 & VMware ESXi 6.0
- 仮想マシン、Windows Server 2008 R2 Standard
VMwareでCPUの仮想ソケット数・コア数を設定出来るようになったのは、VMware vSphere 4.1からでしたね。
8CPU認識しているか確認方法
仮想マシン上のWindowsで、「Windows タスクマネージャー」で確認できます。
上記のように、CPUが8個Windowsから見えている事が分かります。
ちなみに、Windowsのシステムプロパティでは4ソケットと表示されますので8CPUを確認できません。
もしも仮想マシンで仮想ソケット8で仮想コア数1を設定した場合は、
上記「Windows タスクマネージャー」ではWindows OS上4つのCPUしか見えません・使えていません。