最終更新日付: 2020年10月3日
そろそろサポートが切れるWindows server 2003(2015/7)ですが、
Windows Server 2003を物理サーバーから仮想サーバーへP2Vした場合、マイクロソフトのWindowsアクティベーション(ライセンス認証)が必要なのでしょうか?
レジュメ
結論、ライセンス認証が必要な場合と必要ないケースがあります
Windows Server 2003のP2Vでは必要な場合と必要で無い場合は、ざっくり以下のようにわかれます。
- OEM版ライセンスでは、発生する/しないの両パターンがある
- 製品版ライセンスではほぼ(必ず)発生する
- Volume License版ライセンスは発生しない。
です。
驚くことに、OEM版のWindows Server 2003をP2VしてもWindowsライセンス認証(アクティベーション)が発生しないケースがありました(日立サーバーとか)
環境・前提条件
物理サーバーのWindows Server 2003を仮想環境(VMware ESX 5.5)にP2Vしました。
P2Vはイメージバックアップソフト(アクロニス)を使用し、仮想マシンにリストアしました。
Windows Server 2003のライセンス認証の必要性確認方法
複数方法があります。
以下のどれかの方法でアクティベーションが必要かどうか、確認してみて下さい。
1、「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「システムツール」-「Windowsのライセンス認証」
アイコンがあればライセンス認証が必要です。
実行してください。
2、タスクトレイにポップアップが出ます
タスクトレイに「ライセンス認証を行ってください」が表示されたら、ライセンス認証が必要です。
実行してください。
3、コマンドで確認「msoobe」
スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」より、以下のコマンドを実行します
%systemroot%\system32\oobe\msoobe.exe /a
省略して
oobe/msoobe /a
でもOKです。
すると、以下のウィザードが立ち上がり、ライセンス認証済みか、ライセンス認証が必要かわかります。
4、イベントログ確認「Windows Product Activation」確認
Windows server 2003でアクティベーションが必要な時には、
OSのイベントログ(アプリケーションログ)に「Windows Product Activation」イベントが発生しています。
アクティベーションが必要な場合は、ライセンス認証して下さい
参考情報:
- Blogs - Windows Server 使い倒し塾 - Site Home - TechNet Blogs(http://blogs.technet.com/b/windowsserverjp/archive/2009/11/19/3294321.aspx リンク切れ)