VMwareとNetAppの組み合わせのバックアップツールVSCでは、バックアップジョブの世代設定(Retention)として
- A maximum of days
- A maximum of backups
- Never expires
が選べます。
「A maximum of days」で設定をし、長期休暇時にジョブを停止(サスペンド)していた場合、長期休暇明けのバックアップジョブとバックアップデータはどうなってしまうのでしょうか?
結論、長期休暇明け初回バックアップ時に以前のバックアップデータが削除されます!
仮に、
- ログの保持期間が7日間
- バックアップスケジュールを7日以上停止した場合
とした場合、長期休暇明けには長期休暇前のバックアップデータがあるのですが、
長期休暇後、初めてバックアップジョブが実行されると、バックアップデータがRetentionされ、7日以前のバックアップデータは消えて無くなってしまします。
つまり、
バックアップスケジュール再開後、古いバックアップは保持されていますが、新たにバックアップスケジュールが動作したタイミングで古いバックアップ(期限切れのもの)がすべて削除されます。
長期休暇前のバックアップデータ削除を回避するには?
バックアップジョブのRetention設定を
「A maximum of days」 から「A maximum of backups」へ変更します。
こちらの変更は、「A maximum of days」だったバックアップデータ世代がリセットされることなく問題無く変更できます。
前提条件・確認環境
- VMware vSprehe 5.1
- VSC 4.1P1