VMwareの仮想マシンのバックアップ時にWindowsゲストOS上で使用するカスタム静止スクリプトなのですが、実はプレスクリプト・ポストスクリプトで引数が渡されているんです。
レジュメ
VMwareカスタム静止スクリプトの引数は何?
上記は、各カスタムスクリプトで以下の内容を実行した結果です
@echo off
echo %1 %date% %time%
VMwareの仮想マシンバックアップ時に使用されるカスタム静止スクリプトの種類は?
VMwareスナップショット前に実行されるプレスクリプト
- C:\Windows\pre-freeze-script.bat
- C:\Program Files\VMware\VMware Tools\backupScripts.d\*.bat
※ *.bat はどんな 名前のバッチファイルも実行されます
VMwareスナップショット後に実行されるポストスクリプト
- C:\Windows\post-thaw-script.bat
- C:\Program Files\VMware\VMware Tools\backupScripts.d\*.bat
※ *.bat はどんな 名前のバッチファイルも実行されます
以下のスクリプトは、VMwareスナップショット前にも後にも実行されます。
C:\Program Files\VMware\VMware Tools\backupScripts.d\*.bat
では、VMwareスナップショット実行前と実行後で処理を変えたい場合はどうしたら良いのでしょうか?
バッチファイルの実行時に引数がついている
実は、バッチファイルの実行時に引数がついています。
この引数によって、VMwareスナップショット前の実行なのか、VMwareスナップショット後の実行なのか見極めることが出来ます
VMwareスナップショット前の引数は
freeze
です
VMwareスナップショット後の引数は
thaw
です。
例えば、以下のようにバッチ処理を変えます
@echo off
if "%1%" == "freeze" goto doFreeze
goto doThaw
:doFreeze
call c:\pre-freeze-script.bat
goto EOF:doThaw
call c:\post-thaw-script.bat
:EOF
実は、
pre-freeze-script.batとpost-thaw-script.batにも引数がついていた
これはちょっと驚きでした。
しかし、まあ使うことはないでしょう。
まとめ
VMwareスナップショット前のカスタム静止スクリプトの引数は「freeze」です。
VMwareスナップショット後のカスタム静止スクリプトの引数は「thaw」です。