VMwareのシンプロビジョニングした仮想ディスクは実データを削除しても使用量は変わらない

まあ、考えてみれば当然のことかもしれませんが・・・

VMwareのシンプロビジョニングした仮想ディスクは実データを削除してもストレージ上の使用量は変わらない

わかり易く言うために以下の実験をします

100GBのシンプロビジョンニングした仮想マシンで例えてみます

例えば、まずシンプロビジョニングした仮想ディスクを用意します
今回の場合、100GBのシンプロビジョニングの仮想ディスクを使った仮想マシンで実際に使用されている実使用量は15GB強です

image[3]

 

この仮想マシンで、ゲストOS上からシンプロビジョニングされた仮想ディスクにデータを書き込んでいきます
例えば、現在17GB強となりました

image[24]

ここで、仮想マシンのゲストOS上から実使用データを削除したとします
しかし、物理ストレージの使用量量である17GB強の数値は変わりません。
例えば、ゲストOS上で全てのデータを消去し、実際の使用容量は元の15GB強だったとしても。

 

ゲストOS上の実使用量と「使用済みストレージ」の数値と乖離が発生しました

次にゲストOS上でデータが書き込まれたときは、一度使用された部分から書き込まれるので基本でに上記のたとえで言えば2GB以上のデータが増えないかぎり物理ストレージの使用容量は変わりませんが、
シンプロビジョニングした場合、

物理ストレージの「使用済みストレージ」=ゲストOS上での実使用量

ってわけでは無いということです

 

まとめ

ゲストOS上でデータが書かれたり消されたりしている場合には、VMwareのシンプロビジョニング機能を使用していても厳密には

物理ストレージの「使用済みストレージ」=ゲストOS上での実使用量

とはいえません
一番最大で書かれたデータ領域が、「使用済みストレージ」となります
つまり

物理ストレージの「使用済みストレージ」>ゲストOS上での実使用量

ですね

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