sambaクライアントでWindowsをマウントできない。mount error(13) Permission denied

Linuxのsambaクライアントを使用して、Windowsの共有フォルダをマウントしたかったのですが、
出来ずに、少しはまってしまいました。
マウントすると以下のエラーが出てしまうのです。

image

CIFS VFS: Send error in SessSetup = –13

CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = –13

mount error(13): Permission denied

いったいどうしたらよいのでしょうか?

 

環境・前提条件

  • CentOS Linux release 7.3.1611
  • Kernel version 3.10.0-514.el7

に以下をインストール済です。

  • samba-client 4.4.4-14
  • cifs-utils 6.2-9

 

結論、secオプションの指定が必要。

image

mount.cifsのマニュアルを見ますと、上記のように書かれていました。

  • カーネルバージョン3.8以前は、secオプションのデフォルト値はntlm(sec=ntlm)
  • カーネルバージョン3.8以降は、secオプションのデフォルト値はntlmssp(sec=ntlmssp)に変更されました

なので、以下のようにマウントコマンドを実行することでマウントできました。

mount –t cifs //192.168.1.11/share/ /media/smb –o user=administrator,sec=ntlm

(上記コマンドの環境例)

  • Windows共有フォルダ:\\192.168.1.11/share/
  • アクセスするユーザー名:administrator

 

共有フォルダがあるWindowsの認証によってsecオプションを使い分ける

  • none
  • krb5
  • krb5i
  • ntlm
  • ntlmi
  • ntlmv2
  • ntlmv2i
  • ntlmssp
  • ntlmsspi

たくさんありますが、実際使われるのは、ほぼ

  • krb5:Windows active directory(AD)環境のwindows共有
  • ntlm:ワークグループ環境のwindows共有

ですね

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