最終更新日付: 2020年10月3日
Oracle を仮想環境で稼働させた場合、ライセンス費用がかかる、、、なんていうイメージがあります。
どのようにOracleライセンスがかかるのでしょうか?
例えば
- VMware環境でHA構成を組んでいる仮想環境に
- Oracleの仮想マシンを一台稼働させた場合の
Oracle CPUライセンスの考え方を説明します。
OracleはStandard もEnterpriseも似た考え方です。
レジュメ
結論はHA用の待機仮想ホストにもOracle CPUライセンスが必要
仮想環境でOracleを使用した場合、Oracle仮想マシンが稼働していなくてもHA用のホストがある場合、その仮想環境全体のCPU数のライセンスが必要になります。
物理サーバー間でOracle仮想マシンが移動する可能性がある場合は、その可能性全部のCPUライセンスが必要ということですね。
コールドスタンバイの場合、CPUライセンス費用は不要なのでは?
2011年のOracle公開「仮想環境におけるライセンスカウントについての補足資料」
こちらはとってもグレーですが・・・
「Oracle Direct」で確認した結果はNGでした。
実は、2011年のOracle公開資料「仮想環境におけるライセンスカウントについての補足資料」では
サーバー仮想化ソフトウェアで構成されたサーバー仮想化環境で、同一のOracle製品が稼働する仮想マシンが同時に1つしかない場合には、1台の物理サーバーのみ
がライセンス対象となります。ただし、仮想マシンやコア単位での制限はできません。
とありますが、残念ながらこちらの資料は2013年に非公開になり、Oracleライセンスポリシーが変わりました。
参考までに
クラウドでOracleを使用した場合はAWSが安い!
Oracle とアマゾン ウェブ サービス | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)
仮想環境でHA構成をとるとCPUライセンス代が跳ね上がってしまうOracleですが
もしもクラウド上で稼働させたらどうなってしまうのでしょうか?
クラウド上でもOracleライセンス代が問題になりますが、Oracleを稼働させるならばAWSが最も安いと言われています
アマゾンとOracle、仲が良いんですね。