NetAppを売りたい会社の情報を見ても、良いことばかり書いてあり実際のところはわかりません(信用してよいものかどうか)。
ということで、実際にNetAppのストレージ重複排除って実際どれくらい効果があるのか、あったのかを説明します。
レジュメ
NetAppのストレージ重複排除って実際どれくらい効果があるの?VMwareのデータストアとして利用した場合
環境構成:
- VMware vSphere ESXi 5.1
- NetApp Data ONTAP 8.1
NetAppはESXiからNFS接続している。
NetAppのストレージ上には仮想マシンが10台程度ある。ファイルサーバー以外のいろんな種類の業務サーバーがあり、あまり重複排除の効果を期待していなかった環境です。
※ NetAppをNFSで利用しているのでシンプロビジョニングで仮想マシンを作成しています結論!仮想マシンデータを重複排除した場合40%削減くらいの削減効果があった
1TB程度の合計仮想マシンデータが、NetApp上では510GB程度になっていた!
特に、節約効果が期待できるような業務サーバーではなかったのですが、それでも40%程度のデータ圧縮・削減が出来ているなんて効果ありですね!
重複排除の処理時間は?
ネットアップの重複排除処理はリアルタイムに処理されるものではなく、毎日スケジュールで実行されるものです。
そのため、リアルタイムにスキャンしているわけではないので仕様的にパフォーマンスに影響を与えません(重複排除処理時間以外は)。
パフォーマンスネックも特に感じられませんしストレージ重複排除の導入はアリだと思います。損することはないですね
参考、ネットアップ - Tech OnTap - 第六回:効果絶大!ネットアップの重複排除
今回の環境構成では、1時間程度でした。
ただ、処理時間については日々ばらつきがありますね。
もっと重複排除の効果がある環境もある
クローンを使用し似たようなデータの仮想マシンがたくさんある場合は、もっとストレージ重複排除の効果が期待できます。
VMwareのシンクライアント系なんかでは特に効果を発揮するそうです。