最終更新日付: 2023年1月8日
windowsパソコンの破棄や手放す前にはハードディスクは完全に消去したいですよね。破棄ならばハードディスクの物理破壊がベストですが、譲る等の手放す場合は、そうもいきません。
そこでWindows標準コマンド「cipher」を実行しデータを完全消去したいのですが、システムドライブ(Cドライブ)でも「cipher」は実行できるのでしょうか?
前提条件・環境
- Windows 10 Pro
- Windows 10 Home
データがすべて削除されたOSクリーンインストール状態(OS再インストール状態)で実行
結論、Cドライブでも「cipher」は実行できました!
上の画像は、以下のコマンドでCドライブのcipher実行結果です。OSが落ちることなく実行できました。
cipher /w:c:
Cドライブでも「cipher」は実行できました。
つまり、再インストールしたOSファイル以外のデータ完全消去してくれています。
ただし、5時間とか10時間とか長時間、完了までに時間がかかります。
cipher実行中Cドライブの空き領域はどうなっているの?
cipher実行中、Cドライブの空き領域はみるみる食い尽くされていきます。
つまり、一時的には空き領域0近くなっていると思われます。
システム領域の空き領域0はシステムの稼働自体が不安定になる可能性がありますので、cipher実行中は
- パソコンをなるべく触らない
- 余計なプログラムを実行しない
といった状態で、Cドライブをcipherします。
おさらい。cipherコマンドって何?
cipherコマンドは、本来のコマンド目的としましては
NTFS パーティション上のディレクトリ [ファイル] の暗号化を表示または変更します。
というコマンドです。
しかし、「/W」オプションを使用すると、ハードディスク上の見えないデータ(ゴミ箱に消したデータ)を完全消去するツールになります。
- ボリューム全体で利用可能な未使用のディスク領域から、データを削除します。
- ローカル ボリュームのどの場所にあるディレクトリでも指定できます。
- ディレクトリがマウント ポイントである場合、または別のボリュームのディレクトリを指し示す場合は、そのボリュームのデータが削除されます。
つまり、OS上からファイル認識しないデータ、ごみ箱から消したデータを完全に削除してくれるコマンドです。
ハードディスク削除の一番ベストは、
- Dドライブなど(Cドライブ以外)ならば全部データを削除し、ごみ箱に入れ
- そのごみ箱も「ごみ箱を空にする」
- 最後にcipherコマンドでDドライブを完全消去
というのがベストですが、cipherコマンドを実行するためにはOS(システム)が必要で、Cドライブはさすがに臀部のデータを削除し、ごみ箱に入れ、「ごみ箱を空にする」わけにはいきませんので、今回は無駄なデータをすべてごみ箱で削除したWindowsで、その他のCドライブの空き領域を完全消去した形になります。
つまり、CD・DVDでWindows起動して、Cドライブをcipherコマンドで実行できればベストなんですけどね。
cipherコマンドはゴミ箱に消したデータ「のみ」を完全消去するツールですか?
ゴミ箱で消したデータのみ完全消去したいのですが、普段つかっているデータまで消えたらどうしようと思ってご質問しました。
教えて頂けると幸いです。
何卒ご一考お願いします、長文失礼しました。
>佐藤さん
ゴミ箱に消したデータ「のみ」を完全消去するのは
残念ながら出来ません。
ゴミ箱の中を消したデータ含み、空き領域すべてを完全消去することが出来ますが
空き領域を一時的に使い切るので、OSが動いているCドライブなんかはこのツールは
使用するのは危険です。(DドライブとかCドライブ以外に使用します)
>CD・DVDでWindows起動して、Cドライブをcipherコマンドで実行できればベストなんですけどね。
もう10年以上前から普通にネットもメールもCipherコマンドもできるC2Dマシン程度のが中古で1000円、5000円で腐るほど売っているくらいですからわざわざ無理して「自分自身を消す」行為は意味ないんじゃないですか?
その格安中古マシンで完全抹消したいHDDをUSB<>SATAケーブル(これも千~2千円程度)で接続すればいいだけですから。
どうしてゲームソフト1本より安い中古PCを活用せず、1台のPCで何でもしようとする人が多いのか自分には理解できません。
服もクツもノートも1つしか使わない人はいませんよね?いくつも持って使い分けてますよね?
スーツ姿で汚れる作業をする人いませんよね?
庭いじりで汚れるなら汚れてもいい服装をします。だから絶対にスーツは汚れない。
それと同じでPCも複数台使用して、怪しい使い方なら個人情報入れていないPCで使用する。
クレカ情報の入力やネットバンクを扱うのなら絶対に海外サイトなどアクセスしないPCという使い分けをすれば
いいのではないのですか?
どうして世の中、多くの人が1台のPCで何でもしようとするのかがわからないのです。
CPU切り替え器で1セットのマウス、キーボードでまかなえるので机の上もそのままで問題ないです。
昔のようにPCが数十万するのならわかるのですが・・・。
なぜジーパン、クツと同じような(というか、それ以下の)価格の中古PCを活用しないのか、がわからないのです。
ゲーム、ネット、危険なサイト閲覧、海外のダウンロード先アクセスなど何でも1台で使用するから1度のウイルスで
ドカン!とすべてやられて困るのではないのですか?
そしてCipherコマンドで消去するにも「光学メディアから起動できればいいのに」と思うのではないのですか?
PCを使い分ければ
>OSが動いているCドライブなんかはこのツールは使用するのは危険です。
というように恐れる事もないじゃないですか?消去したいHDDを外付けHDDとして接続してChiherを実行すれば。
コロナウイルスで言えば、自分ひとりであっちこち行くから感染のリスクが増大するんですよね?
ロボットが何台もあってそいつに買い物や用事をさせれば感染爆発しないじゃないですか?
そのロボットというのが自分が言う、中古PCのことです。
だから大事なデータには感染しない。
消去専用として中古PCを買えばいいんですよ。
その消去専用マシンのリカバリディスクを作ればマシンがウイルスに感染しようが個人情報入れていないから即、リカバリできて常にクリーンなマシンとして作業できますよ?
リカバリもMacriumで簡単にできますし。リカバリでなくてもクローンでもいいですし。
HDDが中古で250GBなど1台200円~300円が相場です。作業用ならそれで十分です。
呆れるほどPCもHDDも安い時代です。
自分はPC暦40年近いですが一度もアンチウイルスソフトを購入・入れた経験がありません。なぜなら上記のように危険なサイトにはどうでもいいPCでアクセスするからです。
感染してもおかまいなしです。リカバリすれば元に戻るのですから。
個人情報を入れていないから流出の心配もありません。開きたいがどうも怪しいメールならチェック用のPCに移して開きます。
開いて怪しかったら感染した可能性もなきにしもあらずなので一応、そのPCをリカバリします。リカバリなんて数回クリックして放っておくだけです。
当然、アンチウイルスソフトを入れないPCですから軽くて快適です。ソフト代も不要ですし。
どうしてみなさん1台ですべてこなそうとするのか、が私には長年の疑問です。
まるでどっかの国の「一人っ子政策」かのように一人に対しPC1台しか使ってはいけないかのような考えをしている人が多いです。
長くなってすみません。戯言ですので気にしないで下さい。
>アスタリスクさん
アスタリスクさんのような考え方をする人もいますし、
違う考え方の人もいるということです。
要は何を優先するか(重きをおく方針)によるのではないかと思います。
例えば、ミニマリストのような方がいるのもご存知だと思いますが、
そのような考え方の人は、例えやすくても物を増やすことを好みません。
またもっとセキュリティを重要視する人は、きっと物理的な破壊をするでしょう。
その当事者の考え方にあったやり方を各自判断してもらい、取ってもらえるのがベストだと思います。
(企業という話ではなく、個人レベルのお話ですので)
C2Dマシンでって方も居ますが、そんなゴミマシンは部屋に置きたく無いですね。
cipher の前提条件ですが、NTFSである必要があります。
今時無いかと思いますが、外付けHDDは注意する必要あります。
NTFS又はexfatでした。
4GB以上の単一ファイルが作れないとだめです。
>しゅんさん
ファイルシステム情報ありがとうございます!
確かに、そうですね。
ミニマリストなんですごく助かりました( ^-^)_旦
>julioさん
お役に立てて嬉しいです^^