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WSUSにwindows updateをしているプロセス・サービスを知る方法。BITSかDOか

Windows 10になってから、Windows Updateを行うプロセスが少し複雑になりました。

のどちらかがWSUSサーバーと通信します。

どちらのサービスを使ってWSUSサーバー(もしくはWindows Updateで)と通信しているか確認するにはどうしたら良いでしょうか?

 

環境・前提条件

 

方法1、WSUSからダウンロード中時のサービス状態を確認

WSUSからダウンロード中に、

のサービス状態を確認すれば、どちらのサービスが使われているのかわかります。

「配信の最適化」も「BITS」も通常のサービス状態は空ですので、「実行中」となっている方がWindows Updateサービスから使われています。
上記、画像の場合は「配信の最適化」サービスの方がWSUSクライアントとして使われていることがわかります。

方法2、プロセスIDから通信サービスを突き止める。netstat

これはWindows 10や、Windows Updateに限った方法では無いのですが、通信プロセスがなんなのか突き止める方法です。
今回はWSUSサーバーとは通信ポート「8530」で通信しているハズなので

netstat –ano | findstr :8530

でプロセスIDを取得し

タスクマネージャー「プロセス」タブを開き、右クリック「PID」にチェックを入れ、PIDを表示させます。
該当のPID番号のプロセス名を調べることにより、WSUSサーバーと通信しているプロセス・サービスがなんなのか突き止めることが出来ます。

今回の上記画面の場合は、

ということになりますね。

WSUSからダウンロードしている間、サービス状態が「開始」となっています。

 

PCをWindows10にしたらWSUSサーバーと通信しなくなった!?

実はWindows10はバージョン1703から「配信の最適化(DoSvc)」を採用するように変更がありました。

それ以前のWindows10のバージョンではWSUSと通信するデフォルトプロセス・サービスがBITSだったんですけどね。
バージョン1703以前のBITSに変更したい場合は、GPOの以下の設定を変更する必要があります。

[コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windows コンポーネント] - [配信の最適化]
"ダウンロード モード" をバイパスに変更します。

BITSに変更することにより、インターネットに出れないWindows10パソコンでもWSUSサーバーと通信できるようになります。

 

時々Update Orchestrator ServiceもWSUSと通信している

時々、「Update Orchestrator Service」もWSUSサーバーと通信していました。
これが噂の、usoclientコマンドのサービスなんですね。

WSUSサーバーにWSUSクライアントとしてWindows10が見えてこない時に、

usoclient startscan

コマンドをコマンドプロンプトで実行することでWSUSサーバー上に見えてきます。

タスクスケジューラに、一時間に一回実行されるようにスケジュールされているんですね。

デフォルトでは22時間程度に一回実行されるようになっていました。

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