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シャドウコピー(VSS)を古いものから削除するコマンド方法。

Windowsサーバーの簡易な世代管理バックアップとして、VSSを使用して運用しているユーザーは意外と多いのではないでしょうか?
「シャドーコピーは厳密にはバックアップではない」ということだけちゃんと認識していれば運用にとても便利な機能と言えます

 

VSSとは、”ボリューム・シャドウ・コピー・サービス”の略です

以下の説明では、「シャドウコピー=スナップショットデータ」と捉えてください

シャドウコピー(VSSデータ)を自動で古いものから削除する方法。

結論。Windows標準コマンドで最も古いスナップショットを削除出来るのでタスクを組めば自動で削除可能

結論から言ってしまうと
コマンドで最も古いスナップショットを削除出来るのでタスクを組めば自動で削除可能です!

vssadmin Delete Shadows /For=E: /Oldest /Quiet

上記のように、コマンドを実行すると、最も古いシャドウコピーが一つ削除されます。

毎日、このコマンドをwindowsタスクで実行すれば、基本世代数を管理することが出来ます。
(VSSスケジュールで毎日一回シャドウコピーを作成し、Windowsタスクで毎日一回シャドウコピーを削除する)

環境:

 

シャドウコピー(VSSデータ)を削除したい経緯。必要な状況

VSSのおさらいとして
便利なボリュームシャドウコピーサービス(VSS)なのですが、運用上以下の注意点があります

基本的には、WinodwsのVSSの機能だけ使用している場合は、世代管理はWindowsが容量制限内でよきにはからってくれます(制限容量がある限り世代数を持ち、容量がなくなれば古いシャドウコピーを削除します)。

しかし以下の場合、上記削除方法が必要になる可能性があります

もしも他のバックアップソフトもVSSを使用している場合、WindowsのみのVSS機能だけではないのでWindowsが行うVSSの制限容量管理が完璧ではなくなってしまう可能性が出てくるのです。
(他のバックアップソフトもWindowsと同様、VSSの制限容量領域を勝手に使用しているため)

例えば、ARCserv RHAのスナップショット管理だとか、VMwareのバックアップAPI(VADP)を使用したバックアップソフトでもVSSを使用しているます

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