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「ルーター」と「L3スイッチ」の違いは?ネットワーク用語の定義

ネットワークエンジニアに「ルーター」ネットワーク機器のことを「L3スイッチ」(レイヤー3スイッチ)と言ったら
「それはL3スイッチではなくルーターです」と訂正されました、、、

ルーターとL3スイッチは、意味合いの違いや定義の違いがあるのでしょうか?

結論、「ルーター」の方が「L3スイッチ」より多機能なネットワーク機器

正直、ネットワークメーカーで用語的な公式定義は見当たりませんでしたが、
言葉的にとらえて「ルーター」と「L3スイッチ」は範囲が違うことがわかります。

つまり、「ルーター」はイーサネットプロトコルのL3(レイヤー3)以外もルーティングする機械ということです。

サーバー系エンジニアにとっては、LAN環境のほぼイーサネットのTCP/IPしか意識しないので、「ルーターでもL3スイッチでもどっちでも良いんだよ」となってしまうわけですね。

「ルーター」とは具体的に何を意味するの?ポイントはLANポート以外にも付いているかどうか

ルータ機器とは具体的にどういうものなのでしょうか?
重要なのはLANポート以外にもWAN用のポート(接続インターフェイス)が付いていることがルーターの定義のポイントです。

たとえばヤマハのルーターを見てみますと、ISDNのポートが付いていたりしますよね。
これがルーター機器です。

「ルーティング」と「スイッチング」の言葉のイメージの違い

ルーティングとは、何でしょうか?
例えばシスコ(ネットワークメーカー)のページで以下のように書かれています。

ルータの主な機能は、その名のとおりに経路(ルート)の計算です。あるネットワークから別のネットワークに到達するためには、どのような経路を選択すべきであり、受け取ったパケットをどこに転送するかを決めることです。

つまり、受け取ったパケットをどこに転送するか経路を決めるのがルーティングです。
なのでL3スイッチも、ルーティングしています。

L3スイッチはTCP/IPのみに特化したハードウェアで高速にスイッチ処理している機器

ただ、「スイッチ」という言葉は「ルーティング」という言葉より、簡単に経路を切り替えている(スイッチングしている)イメージですよね。
「スイッチ」という言葉から、L3スイッチは「ハードウェアでルーティングを高速に処理する機械」ととらえている人もいるようです。

実際、

です(ルーターでもハードウェア処理する機器もありますので、この「ハードウェア処理がL3スイッチで、ソフトウェア処理がルーター」という考え方は若干違いますけどね)

参考情報:

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