VMwareの仮想マシンで、シンプロビジョニング仮想ディスクを使用した仮想マシンがありました。
この仮想マシンは、WindowsでCドライブとDドライブで構成されており
- Cドライブ仮想ディスク
- 空っぽのDドライブ仮想ディスク (200GB搭載しているが使用容量は0GB)
この仮想マシンをVMwareの機能でクローンした時は、
- 使用容量の転送処理で済むのか?(CドライブとDドライブ0GB)
- それとも全体容量(CドライブとDドライブ200GB)なのか?
結論、クローンには全体容量の処理時間がかかる!
テストした結果、
結論としてはクローン処理はシンプロビジョニングだから使用容量だけが転送されそうですが、残念ながら全体容量が転送処理されていました。
テスト環境
- VMware vSphere 5.5
- 仮想マシン、Windows Server 2012
仮想マシンはシンプロビジョニング仮想ディスクで作成。
検証方法は空っぽのDドライブをつけてクローンした場合と外してクローンした場合を比較
検証方法は、空っぽの(使用容量0GB)のシンプロビジョニング仮想ディスク200GBを
- 仮想ディスクを搭載してクローン処理
- 仮想ディスクを搭載しないでクローン処理
を実行し、処理時間を比較しました。
搭載してクローン処理をしたら
-
- 仮想ディスクを搭載してクローン処理 → 2時間強
- 仮想ディスクを搭載しないでクローン処理 → 15分程度
という時間でした。
クローンをする時は、シンプロビジョニング仮想ディスクといえどもなるべく空っぽの仮想ディスクは付けずに、クローン処理後に仮想ディスクを付けた方が良いですね