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NetAppの重複排除の時間や処理データ量を確認する方法(SISコマンドとログ)

NetAppには重複排除機能があります。
重複排除に所要した処理時間や処理データ量を知るためにはどのようなコマンドやログがあるのでしょうか?
重複排除の時間や処理データ量を確認するCUIの方法を紹介します

環境・前提条件

今回は上記環境で試しました
※ NetAppのバージョンは「version」コマンドで確認できます。

sisコマンドで直近の重複排除処理情報を確認する

netappの「sis」コマンド重複排除の処理時間と処理データ量を確認できます。

sis status

を実行すると、すべてのボリュームが重複排除処理してから何時間経ったかのか「Idle」時間がわかります。

もっと詳細の重複排除処理データを知るには?

sis status –l

もしくは

sis status –l <ボリューム名>

上記コマンドを実行すると、詳細処理情報として

がわかります。
ただし、直近の重複排除処理に対してしかわからないんですよね。

数日前の重複排除処理時間を知るには。sisログを確認する

sisコマンドは直近(Last)の重複排除処理についての情報しかわかりませんでした。
「数日前の重複排除処理の状況が知りたいんだけど・・・」
といった場合は、sisログを確認しましょう

rdfile /etc/log/sis

上記ログファイルには、一週間分のログデータがあります。
一週間は、日曜日から始まり土曜日までのログになります。

一週間よりもっと前の重複排除処理の情報が欲しい場合

実は、sisログはローテーションされています

のログファイルを確認してみてください。

そもそも重複排除のsisってどういう意味?なんの略

NetAppの記述を見ますと、SISは「Single Instance Storege」の略のことですね。
NetAppだけでなくEMCでも使う言葉でした。

参考情報:

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