VMwareのシンプロビジョニングを使用した仮想ディスクは便利です。
しかし、通常の運用ではシンプロビジョニングはストレージ使用容量は増える一方で減ることはありません。
シンプロビジョニングの仮想ディスクのゴミをなくし、ストレージの使用容量をスリム化し減らすことは出来ないのでしょうか?
レジュメ
シンプロビジョニングの仮想ディスクをストレージ使用容量をスリム化し減らすことが出来るか?VMware
環境・前提条件
- VMware vSphere ESXi 5.5
以下の仮想ディスクをもった仮想マシンを用意しました。
- シックプロビジョニングの仮想ディスク100GB
- シンプロビジョニングの仮想ディスク40GB
※もう一つの仮想ディスクは、Cドライブの仮想ディスクなので無視して下さい。
上記二種類の仮想ディスクに対し、完全フォーマットをしました。
その為、シンプロビジョニングの仮想ディスクも40GBフル容量でストレージを使用しています。
参考までに、仮想ディスクをゲストOS上からフォーマットしただけなのでゲストOS上ではどちらも使用容量はほぼ0です。
「移動」-「データストアの変更」で仮想ディスクフォーマットをThin Provisionにしたらどうなるか?
上記ゲストを「移動」-」-「データストアの変更」で仮想ディスクフォーマットをThin Provisionにしたらどうなるでしょうか?
結論、シンプロビジョニングのクリーンアップは出来なかった!
結論として、
シンプロビジョニングの仮想ディスクのクリーンアップは出来なかった。
それどころか、シックプロビジョニングの仮想ディスクをシンプロビジョニングに変更しても全然ストレージ使用容量が節約できなかった。
ここからわかることは、一度ゲストOS上で使われてしまった領域はVMwareからクリーンアップ出来ないということですね。シックディスクだろうがシンディスクだろうが