シンプロビジョニングした仮想ディスクはゲストOS上で完全フォーマットしてはいけないことが分かりました
完全フォーマットすると、シンプロビジョニングの使用した領域のみストレージを使用する効果がなくなります
シンプロビジョニングの仮想マシンは完全フォーマットしてはいけない。VMware | puti se blog
では、そんな
レジュメ
シンプロビジョニングの効果を失った稼動マシンをOVFエクスポートした時にデータサイズはどれくらいになるのでしょうか?
環境:
- VMware vShpere 5.1
- ゲストOS Windows Server 2012
まずゲストOS上で完全フォーマットを実行
仮想ディスクEドライブをゲストOS(Windows Server 2012)で完全フォーマットした(クイックフォーマットのチェックを外した)
シンプロビジョニングされたストレージ上で使用済みストレージ領域は25GB
Cドライブ、15GB程度使用
Eドライブ、0GB使用(ただし完全フォーマット済み→10GB)
=25GB程度
ゲストOSをシャットダウンし、OVFエクスポートを実行
エクスポートされたデータサイズは10GB程度と完全フォーマットされただけの使用済みストレージ領域(win2012-disk2.vmdk)はほとんどサイズが無いことがわかる
まとめ
シンプロビジョニングした仮想ディスクをゲストOSから完全フォーマットすると、ストレージ上から見た”使用済みストレージ”は増えますが
VMWareのOVFエクスポートした場合、この増えた”使用済みストレージ”分が出力されるわけではなく、実際にゲストSOが使用している領域が出力される