vCenterサーバーを導入しないと何が出来ないか?vCenterサーバーのメリットは

VMwareで仮想化を導入する時に、
vCenterサーバーという管理サーバーを構築するか構築しないか悩む時があります。
(基本的に、複数台VMware ESXホストサーバーがある時はvCenterサーバーを導入した方が良いんですけどね)

vCenterサーバーを導入しないと何が出来なくなるのか?

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ざっくり、当然ですけど

  • VMware ESXホストサーバー間の連携機能(「VMware HA」、vMotion、VMware DRS)はもちろん使用できなくなります
  • VMware ESXホストを一元管理出来なくなります。
  • 「アラーム」を監視しメール通知するも出来ない
  • 「スケジュール設定タスク」や「タスク」のログ確認を出来無い

それ以外に、意外なのは

「クローン作成」「テンプレート」作成も出来なくなります!

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「クローン作成」や「テンプレート」作成は、vCenterと関係なさそうなんですけどね。
vCenterサーバーがいないとメニューに無くなってしまいます。

上記が、vCenterサーバーに接続した画面で
以下が、ESXホストに直接接続した画面です。
「クローン作成」や「テンプレート」メニューが無くなっていますよね。

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「移行」も出来なくなる。つまりストレージ(データストア)の移動が出来ない!

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ちょっとこれは厄介ですね、複数データストア(ストレージ領域)を持っている場合は。

上記が、vCenterサーバーに接続した画面で
以下が、ESXホストに直接接続した画面です。
「移行」メニューが無くなっていますよね。

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逆にvCenterサーバーが無くても出来る運用機能は?

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  • OVFのエクスポート
  • 仮想マシンのスナップショット

は、vCenterサーバーが無くても実行できます。
まあ、運用上はOVFエクスポートや仮想マシンのスナップショットはあまり使わないと思いますので、vCenterサーバーが無い環境は検証環境くらいにしておいた方が良いですね。

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