NFS接続したVMwareではシンプロビジョニングの仮想ディスクしか作成出来ない

最終更新日付: 2015年1月30日

VMware ESXiでは仮想ディスクの作成で、以下の選択肢があります

  • シックプロビジョニング(Lazy Zeroed)
  • シックプロビジョニング(Eager Zeroed)
  • Thin Provision

まあ大きく言って仮想ディスクとして”シックプロビジョニング”か”シンプロビジョニング”かを選択することができます。
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しかし

データストアをNFSで利用している場合はシンプロビジョニングしか選べません!

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構成環境:

  • VMware ESXi 5.1 Standard 
  • データストアNetAppをNFSで使用

データストアとしてネットワークファイルシステムを使用して仮想マシンを運用しています

データストアをVMFSで管理出ない場合はシンプロビジョニングしか選べない

当然と言えば当然ですよね。
VMware ESXがファイルシステムを管理しているわけではなく、NAS(NetApp等)がファイルシステムを管理しているので、VMwareの自由が利かないわけですね。

  • データストアを”ディスク/LUN”(VMFS)で作成した場合

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  • データストアを”ネットワークファイルシステム”(NFS)で作成した場合

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ただしVMware ESXi EnterpriseライセンスでVAAIを使用するとシッププロビジョニングもサポートできる

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VMware ESXi Enterpriseライセンスの場合、VAAIが使用出来るのでNFS接続のストレージでもシックプロビジョニング仮想ディスクが作成来ます。
NFSだと絶対シンプロビジョニングってわけでは無いのです。

NFS データストアでは、プロビジョニング ディスク フォーマットはデフォルトでシン プロビジョニングとなり、これは変更できません。vSphere 5.0 では、プロビジョニング フォーマットを指定できます。たとえば、ストレージ アレイまたはファイラで VAAI を介したシック プロビジョニングがサポートされてる場合、シック プロビジョニングを指定できます。

参考情報:

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